頼むから静かにしてくれ/レイモンド・カーヴァー
翻訳されたものの中では比較的読みやすい短編集だった。
内容としてもすごく良い。

「What’s in Alaska?」なんて日本の作家には書けないような内容。
その他にもあちらの国の特色なんかが至るところに色濃くでてたような気がする。

独特な雰囲気を持つ文章を描く数少ない作家だと思うけど
だからこそ少し理解しがたいものをいくつかあった。
多分オリジナルのままで読めば、もっとその雰囲気を感じ取ることができると思う。
翻訳本がオリジナルには勝てないのは仕方がないけど。

この作品集の中に「The father」っていう4Pしかないショートショートの作品、
読み終えたあとに「どういうこと?」と不思議に思ってしまう結末だった。
他にも多くが読み終えたあとに数秒考え込んじゃうのばっかなんだけど、
これは中でも熟考。んで長考。
短いがゆえに。
立ち読み2分ぐらいで読めちゃうので、書店に立ち寄った際には是非ー。
考えれば考えるほどくだらないんだけど(笑)
多分プロットもなにもいらないで作れちゃうんだと思います。

でもやっぱ外国の作家の作品はリアリティに欠ける。
ちょうど洋画と邦画みたいに。

しかしカッコイイ装本。
お友達からでいいのでお付き合いしたい。

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