ポケット冷蔵庫

2008年11月3日 日常
ポケット冷蔵庫
冷蔵庫を掃除していたら陰毛が5本ほど入っていた。
どういうタイミングで入り、どういった理由で陰毛を冷やしていたのか
あるいはなぜ陰毛の鮮度を保とうとしていたのか僕にもさっぱりわからない。

でもなにか必然のような気がする。

あと夏に買ったアメリカンチェリーが液体に姿を変えていた。
それと同時期に買ったイチゴ味のヨーグルト。
どんな匂いがするのかとワクワクしながら封を開けたら、意外にも至って普通にイチゴの匂いがしてビックリした。それはそれである種の恐ろしさを感じたけれど。

冷蔵庫を掃除するたび

かつて誰もがクールに生きたいと考える時代があった。
 高校の終り頃、僕は心に思うことの半分しか口に出すまいと決心した。理由は忘れたがその思いつきを、何年かにわたって僕は実行した。そしてある日、僕は自分が思っていることの半分しか語ることのできない人間になっていることを発見した。
 それがクールとどう関係しているのかは僕にはわからない。しかし年じゅう霜取りをしなければならない古い冷蔵庫をクールと呼び得るなら、僕だってそうだ。



を思い出す。
僕も一度でいいからこんな科白を言ってみたい。

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